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’16年の8K/4K BS試験放送へ準備進む。新限定受信「D-CAS」も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00000090-impress-ind

 

総務省は17日、4K/8K放送実現や普及拡大へ向けた「4K/8Kロードマップに関するフォローアップ会合」の第5回を開催し、2016年のBSを使った8K/4K試験放送実現に向けた課題整理や、新しい限定受信方式「D-CAS」の策定状況などについて報告された。



2014年9月にまとめられた同会合の中間報告では、8Kスーパーハイビジョン本放送を2018年から開始することや、2016年にCSとBS放送において4K試験放送と8K試験放送を行なうことなどが盛り込まれた。

その中で今後の検討課題となっていた、CSやBSなどの伝送路や、ロードマップの対象期間の延長、対応機器の開発/市場投入時期などについての検討状況が明かされた。

■ ’16年にBS17chで8K/4K試験放送開始

事務局からは、ロードマップにもとづき、ケーブルテレビ(CATV)を使った4Kの高精細映像度テレビジョン放送の実施に必要な制度整備が進んでいることや、BSを使った4K/8K試験放送のための制度整備として、衛星基幹放送試験局の免許手続きなどの準備を進めていることを紹介。

2016年を目標としたBSデジタルを使った8K/4K放送試験は、衛星セイフティーネット終了後の空き周波数帯域を使って、8K 1chもしくは4K 3chの試験放送を行なう。

実施主体がNHKとNHK以外の基幹放送事業者の2者で、BS17chを利用。

周波数分割もしくは時分割方式で実施。

放送時間の上限は12時間で、試験放送期間は、本放送もしくは実用化試験放送が開始されるまで、とされている。

この実現に向けて、衛星基幹放送試験局の制度整備を4月までに終わらせて、2015年夏には免許手続に進める方針。

また認定機関放送事業者の制度整備も進め、2016年春には準備を完了。

2016年中の8K/4K試験放送実現を目指す。

■ D-CASも準備中。

8K/4K推進の“ネック” 官民協働で4K/8K放送を推進するために設立された次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)は、4K試験放送「Channel 4K」のこれまでの取り組みとともに、今後の技術仕様検討スケジュールなどについて説明した。

検討中の技術仕様は、BS放送と、東経110度CS放送を用い、4K/8K解像度で、22.2chまでのサラウンドやロスレス音声、マルチメディアサービスなどを盛り込む。

伝送容量はBSでは約100Mbpsとなり、8K×1ch、もしくは4K×3chの伝送を想定。

表色系はBT.2020、YCbCr 4:2:0、10bit。

映像コーデックはHEVC/H.265で、音声はMPEG-4 AACもしくはMPEG-4 ALS(ロスレス)。

マルチメディア系はHTML 5、多重化にはMMT・TLVを採用する。

また、限定受信方式も現在のB-CAS等に変わる、次世代CASの「D-CAS」を検討中。

D-CASは、Downloadable CASの略称とのことだ。

同技術仕様は、2015年3月末にBS放送部分のみ(放送完結サービス)を先に策定し、Ver.0.9として取りまとめ。

夏には110度CSと、放送通信連携サービスの要件を仕様書に反映する。

夏までに利用周波数帯域や事業者数などを明確化し、CASの要件などが確定次第、規格書に反映。

2015年12月中にVer.1.0をまとめ、仕様書の一般公開も予定している。

Ver.1.0公表時にはD-CASの運用主体や仕様なども明確化されている、という計画だ。

D-CASについては、「基幹放送として長く使うものなので、最新の技術方式を作るべく、前倒しして急いでいる」というが、規格化作業はかなり苦戦している模様で、「最終的にはCASがネックに成るだろうが、レガシーにならない(注:将来的に使えないものにならない)ような機器を2016年中に発売できるのではないか」とした。

なお、NexTV-Fが運営する4K放送チャンネル「Channel 4K」は試験放送という位置づけで、商用放送が定着した後は、終了する予定となっているが、現時点では終了時期は未定という。

「試験放送の原点に戻り、BSの4K/8Kにつながるようなさらなる高画質、高機能化の追求や新しい映像作品へのチャレンジ、一層の理解促進、普及に向けたPRなどに取り組んでいく」とし、「市場に混乱を与えないように、スムーズに商用サービスやBSへの移行を行なう。

どのように告知し、終わるか、それを決めるのも(NexTV-Fの)2015年度の重要な課題だ」とした。

また、中間報告で2015年以降の大きな検討課題となっているのが、2018年以降の伝送路。

BSのほか、110度CSの左旋、BSの左旋なども選択肢とされているが、現在のBS/110度CSアンテナ(右旋)では受信できない。

110度CS/BS左旋の導入に向けた、既存住宅の実態把握や受信可能性検討に向けた調査もスタートしている。

■ スカパー!はShall We ダンス。

ひかりTV 4KはIP放送を’15年中に開始 スカパーJSATは、3月にスタートした4K放送「スカパー! 4K総合/映画」について紹介。

4月からはスカパー! 4K映画で「Shall We ダンス」、「シコふんじゃった。」などの映画をPPV展開予定という。

また、多くの人に4K放送に触れてもらうため、全国の量販店約1,600店舗で4K放送を視聴可能とするなど、積極的な訴求策を行なっていることも紹介した。

「ひかりTV 4K」を展開するNTTぷららは、4K/60pのVODやHTML5/MPEG-DASH採用などのひかりTV 4Kサービスの特徴を紹介するとともに、今後について説明。

’14年10月のサービス開始時には120本だった4K作品を、’14年度末までに250本に拡大する方針を示した。

ひかりTV 4Kへのエンドユーザーからの問合せ状況は、現時点では6割がコンテンツについて。

どんなコンテンツがあるのか、あるいは音楽やスポーツなどの要望などで、次いで、所有/購入予定機器のひかりTV 4K対応の確認、接続設定への質問となっているという。

現在はVODのみのひかりTV 4Kだが、2015年中に商用の4K IP放送サービスをスタート予定。

専用の4K STBだけでなく、市販4Kテレビでの対応も検討しているという。

また、4K VODについても、エンコード技術の改善による、画質向上と利用帯域低減を検討するとともに、ハイダイナミックレンジ映像の「HDR」やロスレス音声のMPEG-ALSの導入などに向けた技術検討を行なっていくとしている。

■ 伝送路やロードマップ進捗に各社代表が意見 会合では放送事業者やメーカーの代表者が意見を表明。

110度CS左旋やBS左旋などの伝送路についての課題明確化や、4K/8Kをどのように放送の中で位置づけるか、などについて多くの放送事業者が要望を出した。

「対象伝送路がポイントとなる。110度CSの左旋、BS左旋などで、課題を明確にしていく必要がある。帯域再編による画質低下や、周波数再編時の受信機対策で、撤退メーカーの製品対策などができるのかなどの課題がある。また、8K/4Kを求めない人への負担を避けるという点では、2Kの併存が前提となるが、その上で放送事業者が推進できる環境を整える必要がある」(NHK)といった意見や、「事業者としての『事業性』が課題。2Kに影響が出ないようにしなければいけないが、2Kと4K、8Kが併存した中で、サービスが半恒久的なものになるのか。設備投資等にあたり、確認が必要」(日本テレビ)といった声があがった。

また、「昨年のロードマップは、放送事業者の意向は反映されていないと感じている。意見交換を細かくした上で、見直しに取り組んで欲しい。『16年の試験放送、18年本格放送』がひとり歩きしているが、機器の普及予測と一体であるべきだ。視聴者がいない中で、費用をかけて電波を使って放送しても国家的な無駄。『放送時にこれだけの人がいるから取り組む』というのがロードマップのはず。柔軟に記載して欲しい」(テレビ東京)と、ロードマップありきの計画との批判の声もあった。

有料放送やCATVでは、CASについての意見が多く、「CASは重要なビジネスインフラである。この枠組づくりは出来る部分は積極的に努力する」(WOWOW)、「試験放送開始については、CAS部分についての技術仕様を早期にまとめてほしい。STBを提供している立場でもあり、適切なタイミングで新方式に対応したSTBを投入したい」(KDDI)とした。

機器メーカーからは、早期の技術仕様のとりまとめとともに、4K/8Kコンテンツの普及への期待などが語られた。

【AV Watch,臼田勤哉】

 

 

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